近年、ECサイトの利用が拡大し、私たちの生活に欠かせない存在となった物流業界。しかし、荷物の配送においては、様々なトラブルが発生する可能性があります。

「荷物が届かない!」「破損していた!」「誤配された!」など、
配送トラブルは誰にでも起こり得ます。

そんな時に慌てないためには、事前にトラブルの種類と原因、そして対処法を知っておくことが重要です。

この記事では、配送トラブルの種類と原因を分かりやすく解説し、具体的な対処法を徹底ガイドします。さらに、トラブル発生時の冷静な対応方法や、未然にトラブルを防ぐための対策も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

配送トラブルの種類と原因

パソコンに向かい耳に手を当て悩んでいるような表情の女性の画像

 配送トラブルにはどんなものがあるのでしょうか?

主な配送トラブルの種類とその原因を紹介しましょう。

荷物が届かない

 荷物が予定日よりも遅れて届く場合、以下の原因が考えられます。

配送業者のミス: 伝票の貼り間違い、荷物の積み間違いなど
天災地変: 台風や地震などの影響で配送が遅延
交通渋滞: 道路の混雑により配送が遅延
年末年始や大型連休など繁忙期: 荷物の量が集中し、配送に時間がかかる
配送業者の業務量増加: 人手不足などで配送に時間がかかる
送り先の住所が誤っている: 送り先住所の誤記入や、番地や建物名の記載漏れ

荷物が予定日を超えても届かない場合は、まずは配送業者に問い合わせ、追跡番号を使って荷物の状況を確認しましょう。

荷物が紛失する

 荷物が配送中に消失する場合、以下の原因が考えられます。

配送業者のミス: 荷物の積み間違い、誤配など
盗難: 配送中の車上荒らしや荷物の盗難
紛失: 荷物の仕分けや配送過程でのミス

荷物の紛失の疑いがある場合は、配送業者に速やかに連絡し、調査を依頼しましょう。警察への被害届提出も検討が必要です。

荷物が破損する

 荷物が配送中に破損する場合、以下の原因が考えられます。

配送業者の不注意: 荷物の扱い方が雑
梱包の不備: 荷物が十分に梱包されていない
運搬中の事故: 車の衝突や転倒など

荷物が破損していた場合は、配送業者に速やかに連絡し、破損状況の写真を送りましょう。状況によっては、商品の交換や返金を受けることができます。

荷物が誤配される

 荷物が別の住所に配達される場合、以下の原因が考えられます。

配送業者のミス: 伝票の貼り間違い
送り先の住所が似ている: 番地や建物名の誤記入

誤配された場合は、速やかに配送業者に連絡し、正しい送り先を伝えましょう。誤配された荷物を受け取った場合は、開封せずに保管しておきましょう。

不在通知の投函がない

 不在時に荷物の配達があったはずなのに、不在通知がない場合、以下の原因が考えられます

配送業者のミス: 不在通知の投函忘れ
不在通知の紛失: ポストからの盗難

不在通知がない場合は、配送業者に連絡し、荷物の配達状況を確認しましょう。

荷物を受け取れない

 受け取り予定日時に都合が悪くなった場合、以下の方法で対応できます。

配送業者に連絡し、配達日時の変更を依頼する: 多くの配送業者は、配達日時の変更を受け付けています。

営業所に持ち込んでもらう: 荷物を配送業者の営業所に持ち込んでもらうことで、直接受け取ることができます。

置き配を依頼する: 置き配は、不在時に荷物を玄関先などに置いておくサービスです。ただし、盗難などのリスクがあるため、注意が必要です。

荷物の受け取りについて不安な点があれば、配送業者に相談しましょう。

配送トラブルは、事前に対策をしておくことで防ぐことができます。また、トラブル発生時に慌てないためには、種類と原因を理解しておくことが大切です。

配送トラブル発生時の対処法

発送トラブル発生時の対処法
・落ち着いて状況を確認
・発送業者に問い合わせる
・販売者に問い合わせる
・消費者センターに相談する

 もしも、配送トラブルが発生した場合は、以下の手順で対処しましょう。

落ち着いて状況を確認

 まずは慌てずに、状況を整理しましょう。

いつ荷物を注文したか?

いつまでに届く予定だったのか?

荷物の送り状番号

トラブルの内容

これらの情報をメモしておくと、後の対応がスムーズになります。

配送業者に問い合わせる

 状況を確認したら、まずは配送業者に問い合わせましょう。

荷物の追跡状況

配達予定日

トラブル発生時の状況

・・・などを詳しく聞き取り、情報を記録しておきましょう。

販売者に問い合わせる

 配送業者に問い合わせても解決できない場合は、販売者に問い合わせてみましょう。

販売者側で荷物の発送状況を確認

再発送の手配

返金対応

・・・など、販売者と相談しながら解決策を探しましょう。

消費者センターに相談する

 配送業者や販売者との交渉がうまくいかない場合は、消費者センターに相談しましょう。

消費者センターは、消費者のトラブル解決をサポートする機関です。

消費者センターでは

トラブル内容の相談

配送業者や販売者への交渉サポート

法的なアドバイス

・・・などを提供してくれます。

配送トラブルを防ぐ!5つの対策

電球のイラストが5個並んでおり、一つだけを指差しその電球が光っている画像

 荷物の配送トラブルは誰にでも起こり得ます。

トラブル発生時に慌てないためには、事前に対策しておくことが大切です。

ちょっとした対策でトラブルを防ぐことができます。ここでは、誰でも簡単にできる5つの秘訣を紹介します。

住所を正確に記入する

 住所は、荷物が無事に届くための命綱です。

①番地、建物名、部屋番号などをすべて記入しましょう。

②誤字脱字がないか、よく確認しましょう。

③郵便番号は正しいか、二重にチェックすることも大切です。

特に、マンションやアパートなどの場合は、建物名や部屋番号を正確に記入することが重要です。

連絡先を正しく伝える

 電話番号やメールアドレスなど、連絡先を正しく伝えておくと、配送業者からの連絡がスムーズになります。

携帯電話番号と固定電話番号のどちらか、または両方を入力しましょう。

▶メールアドレスは、普段使用しているものを入力しましょう。

連絡先が不明な場合は、荷物が配送できない可能性があるので注意してください!

配達日時を指定する

 事前に配達日時を指定しておくと、不在によるトラブルを防ぐことができます。

自分が確実に受け取れる日時を指定しましょう。曜日の指定も可能です。

時間帯によっては、配送業者の選択肢が限られる場合もあります。

特に、大型の荷物や、貴重品の場合は、配達日時を指定することをおすすめします

梱包をしっかりする

 荷物をしっかり梱包することで、配送中の破損を防ぐことができます。

壊れやすいものは、緩衝材で包みましょう。

▶重いものは、箱の底にしっかりと固定しましょう。

▶外箱には、送り先と送り主の住所を明記しましょう。

梱包がしっかりしていれば、配送中の衝撃から荷物を守ることができます。

自分が送る場合は梱包を正確に行うことを心がけましょう。

自分が受けとる側の場合は、送り主の梱包の丁寧さを口コミなどで確認することをおすすめします。

追跡サービスを利用する

 多くの配送業者では、荷物の追跡サービスを提供しています。

追跡サービスを利用すれば、荷物がどこにあるのか、いつ届くのかを常に把握することができます。

配送が遅延している場合は、早めに配送業者に問い合わせることができます。

これらの対策をしておくことで、配送トラブルを防ぐことができます。

まとめ

段ボール2箱を受け取っているような画像

 荷物の配送トラブルは、事前に対策をしておくことで防ぐことができます。また、トラブル発生時に慌てないためには、種類と原因を理解しておくことが大切です。

この記事では、配送トラブルの種類と原因、もしも配送トラブルが起きてしまった場合の対処法を解説しました。さらに、未然にトラブルを防ぐための対策も紹介しました。

これらの情報を参考に、配送トラブルには冷静に対応し、スムーズな荷物受け取りを実現しましょう!

★関連記事:配送トラブル回避術についてはこちらの記事をご覧ください!

筆者の感想

筆者自身も現在、先日購入した荷物が届くのを待っています。でも、もしも配送トラブルにあってしまったら・・・?と考えるとヒヤリとしてしまいます。今回の記事で配送トラブルへの対処法を知ることができました。
事前に対処方法を知っておくと安心ですね!